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コラム

2024.03.12

当院の設備に関して

院長ブログ

院長の稲野辺悠(夜の獣医師ゆってぃー)です。

今日は当院の設備についてご紹介致します。

ICU(集中治療室)

当院のICUは温度・湿度・酸素濃度管理が独立して行える部屋を3つご用意しております。

2部屋連結して大型犬にも対応しております。

入院室(犬猫用)

こちらでは最大8匹の小型~中型の犬猫が同時に入院可能で、入院室は独自に空調管理・酸素供給が可能です。

入院室(エキゾチックアニマル用)

こちらでは多様なサイズのケージとラックを用意しており、こちらの部屋でも独立した酸素供給が可能となっております。

内視鏡

消化管の構造や粘膜の状態を肉眼的に観察することができるだけでなく、催吐処置を実施しても吐けなかった異物などを開腹することなく摘出できる機械です。内視鏡で摘出出来なかった異物は、開腹して摘出します。

心電図モニター

手術室と診察室に1台ずつ配備しております。心拍数・呼吸数・体温・酸素飽和度・血圧などをリアルタイムで測定し、手術中の動物の状態をモニターするだけでなく、様々な病態の動物に対して使用します。

麻酔システム

手術室と診察室に1台ずつ配備しております。吸入麻酔酸素供給が同時に可能で、それぞれの比率をコントロールすることで動物に対して負担の少ない麻酔を行っております。また、直接酸素を嗅がせながら検査する時にも使用できます。

デジタルレントゲン

動物の身体を高解像度の画像データとして描出できます。これにより、骨格・臓器の状態を診断する一助としています。レントゲンでは骨や金属が白く映り、気体(ガス)や脂肪が黒く映ります。

エコー(超音波検査)

動物の身体に超音波を当てて臓器の形などを描出できます。これにより、レントゲンでは判別出来なかったリアルタイムな臓器の状態を診断する一助となります。エコーでは液体や脂肪が黒く映り、臓器などが白~灰色で映ります。

臨床生化学検査装置

血液を用いて、肝臓や腎臓などの臓器の状態を調べることができます。十分な量を採血可能な犬・猫向けの機械です。

臨床生化学検査装置(迅速診断用)

こちらも血液を用いて、肝臓や腎臓などの臓器の状態を調べることができます。前述の物と比較した際に、大きな違いが2点あります。

少量の血液で検査可能なため、血管確保の難しいエキゾチックアニマルや、血圧低下している動物に使用可能。

エキゾチックアニマル専用の検査項目が設定されている。

自動血球計数装置

血液中の赤血球(酸素を運ぶ血球)や白血球(身体が異物と戦うための血球)などの数や色の濃さを計測する機械です。貧血感染炎症止血異常の確認ができます。

血液ガス分析器

血液中のpH陽イオン・陰イオン酸素濃度二酸化炭素濃度など、救急獣医療を行う上で欠かせない要素を測定する機械です。

動物用血糖値測定器

微量な血液を用いて迅速に血糖値を測定できます。爪の先や耳介から採血します。

いかがでしたでしょうか?

どの機械も夜間救急の動物病院には欠かせない物となります。

当院ではこれらの機械を常設することで、皆様の大事なご家族がいつ来院しても安心な環境を整えております。

お困りのことが御座いましたら、お気軽にご相談ください。

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PROFILE

稲野辺悠(夜の獣医師ゆってぃー)

港区動物救急医療センター芝アニマルクリニック院長
日本獣医救急集中治療学会所属

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